三谷幸喜脚本で描かれて大ヒット中のNHK大河ドラマ「真田丸」
自分も久しぶりの大河ドラマにどっぷりとはまっています。
そんな「真田丸」第36話で描かれた関ヶ原の戦いが「ショボすぎる」と波紋をよんでいます。
どういうことなのかと簡単に説明しましょう。
波紋を広げた真田丸での関が原の合戦の概要

出典:関ヶ原に陣を張る石田三成と大谷刑部
「真田の生き残りを賭けた大勝負が始まった」
このようなアナウンスの始まりでいよいよかと期待した関が原の合戦が・・・
「9月15日、石田三成率いる8万の軍勢は関ヶ原に陣を張った」「対する徳川家康軍は9万。天下分け目の大戦が今、始まろうとしている」とのナレーションが入ったが・・・
次のシーンは第二次上田合戦で徳川軍を退けた真田軍の宴シーンに移り、
そこへ佐助(藤井隆)が現れ、真田昌幸(草刈正雄)や信繁(堺雅人)らに関ヶ原の戦いの結果を報告し、放送は終了。
わずか50秒で関が原の合戦は終わってしまった・・・!
え?関が原の戦いは・・・???
案の定ネット上でも戸惑いの声が・・・
「なんという超高速関ヶ原…」
「え!?関ヶ原これだけ!?」
「【悲報】 40秒で関ヶ原の戦い終わる」
正直、戸惑いの言葉しか浮かばない!
なぜ、こんな描かれ方をしたのか?
真田一族が見てないものはいらないということだろう。
「本作は最初から真田一族ときりが見ていないものは「描かない」(家康や秀吉のひとりのシーンなど一部例外あり)というスタンスで決めているとのことでしたので、私としてもそれを踏まえて考証をしています」
※国文学研究資料館の丸島和洋氏のつぶやき
というツイートも出ていた!
関ヶ原の合戦の戦況を伝えた当時の史料を参照すると、小早川秀秋の寝返りが起こったのは開戦直後。そのため、本戦そのものも短時間で決着をしたとかんがえられる。
「超高速関ヶ原」は 「真田家の目線」を貫く脚本家・三谷幸喜さんのスタンス通り。
大谷刑部を演じた片岡愛之助も「ロケを楽しみにしていたのですが、台本を受け取ってこれで終わり? とビックリしました。衝撃的でしたね」と話していた。
「超高速関ヶ原」になった裏事情
2005年の大河ドラマ『義経』では約32億円あった制作費も、次年度、2006年以降は削られ、現在は30億円ほど。10年前に比べると1話当たり500万円ほど削減されています、その予算のほとんどは衣装やセットに消えるそう。
さすがに、クライマックスの『大坂の陣』では合戦シーンをやらないわけにはいかないので、それまでの合戦は小規模、もしくはカットするしかなかった。現在は8K(ハイビジョン)で撮影しているため、ハイビジョン撮影以前のように、昔撮影された合戦映像を使い回すこともできない。新たに撮影しなければならない為、関ヶ原の合戦さえもあんな高速で済ませなければいけなかった。経費削減ということですね!
「大坂の陣」は大いに期待したいところ
合戦は経費削減でカットされてしまったが、9月25日放送分では真田昌幸が最期を迎えます。
さすがに、ここは「ナレ死」じゃないそうですよ!!
有働由美子アナウンサーのナレーションだけで完了させる手法をナレ死と呼ばれる
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